新春の湯けむり纏う淡路島

鯨波

2024年01月04日 23:00



朝イチに淡路島へ目指し出発。
阪神淡路震災起因の断層を保存をしている
野島断層保存館へ。(天然記念物に指定)
その断層の立体的なズレに衝撃を受ける。
特に断層の真横のメモリアルハウス(鉄筋の家)
家自体の損傷は少ないのだが、その分、1m横の断層上・・
左右上下に捻り崩れた外壁が際立つ。
当時の地震パワーを思い知る。

「伊弉諾神宮」

国生みの神話ゆかりの地であり
日本最古の神社。拝殿にて、お参りのお礼を申し上げる。

夫婦の大楠を通り、東神門をくぐると
淡路祖霊社鳥居前に銅像がひっそりと佇む。

「樋口季一郎中将」

大東亜戦争時、2万人のユダヤ難民を救い、
終戦後の8月18日、占守(しゅむしゅ)島にて、武装解除の中
ソ連軍侵攻に対して、守備部隊第91師団長、堤不夾貴(ふさき)中将に
「断乎反撃に転じソ連軍を撃滅すべし」と命じた。
最後は、停戦協定にて銃を置いたが、スターリンの北海道占領に野望を打ち砕いた。
彼がいなければ、間違いなく北海道は占領、もしくは分割されていたと思う。
この事実は子供達にも伝えなければならない史実だ。

昼食は「和食のさと」にて、浅利蕎麦を食べ洲本へ向かう。
目の前の三熊山・・
頂上にひょっこりお城が見える。
天守閣すぐ下まで車で上がれる。
まずは紀淡海峡を一望。

天守閣まで徒歩4分。
途中の石垣・・
この石垣の反り角度は見覚えがある。
伊予松山の松山城に似ている。
洲本市街地を一望。その景観は見事だ。

「洲本城」

賤ヶ岳の七本槍の脇坂安治が城主・・
秀吉と柴田勝家の賤ヶ岳の戦い。
秀吉側で活躍した武将だ。

今日の宿泊先は、淡路島洲本温泉海月館。
温泉は広々ゆったりの熱め。
露天風呂で一人になると
湯煙の中、打ち寄せる波の音が聞こえる。

・新春の湯けむり纏う淡路島


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