濱松獺祭書屋

正岡子規に魅せられて・・・ 「十七文字」+「写真」の可能性を探る。 さて、ここ濱松で華ひらくか・・ カメラ片手に今日も行く。

大寒に一輪の歓喜散歩道


気温は3度前後と浜松では寒い部類に入る。
太陽は厚い雲に覆われ、その恩恵はない。
ただ特有の空っ風がなく、体感的には寒さが緩んだ感じだ。
明日は間違いなく雨になるだろう。

カメラを背負って手帳を用意。
Apple watchにログシステムを組み込んでのテスト吟行。
ニット帽を被り、あてもなく歩き出す。

「大寒・冬景色」

雪はなくとも、色に乏しいこの時期は自然と寒々しくなる。
テーマーを探しに近くの河原土手を目指す。
途中、小さな神社を通ると、こんもりとした木々の前面に
白さがやたら目立つ裸木を見つけた。
まさに浮き上がるような白だ。

神社を抜け、小道を下っていくと
視界に広がる田んぼ。
単調で眠たくなるような風景。

「蜜柑」

寒々しく生命力のない風景にポツンと
鮮やかなオレンジに少し佇む。

河原を覗くと視界に動く物体。
最初は雀かと思ったが、カラフルな小鳥。
よくよく観察すると、白黒の小鳥に
腹は黄土色で頭ツートンカラーと面白い。
ただ、種類がわからんし、私のカメラでは難しい対象物だ。
この分野(鳥シリーズ)に手を出すとえらいことになる。

「桜の裸木」

桜は春のシンボルだが、その枝ぶりは冬にも存在感。
葉っぱ一枚なく、全く生命力のない桜の木々だが
枝ぶりを観察すれば、深い眠りについているだけで
静かにその時を待っているのがわかる。

春を先取りした気になり上機嫌。
春が待ち遠しいと思い更けながらの帰り道。
そういえば、河津桜の木があったなぁと覗くと・・・

「咲いとるがな!」






・白黒の景に鮮やか蜜柑哉
・眠りつく桜の枝に春近し
・名も知らぬ小鳥飛び交う冬の川
・大寒の一輪見つけて右往左往
・大寒に春の先取り散歩道
・大寒に一輪の歓喜散歩道

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