せっかちへご褒美かな二輪咲き

鯨波

2025年03月02日 10:31

朝6時・・
目が覚める。
二度寝を決め込もうと寝返りする。
菜の花の鮮烈な黄色の絨毯が蘇る。

「春めいて・・」

午後から雨予報、
さらに明日から寒さがぶり返す予報。
車に乗り込み桜祭り会場へ急ぐ。
遠目から、薄らピンクがわかるほど
蕾が膨らんでいるものの未だ0.5分咲。

早朝、真新しい赤いランドセルの女の子が
カメラを下げたお父さんに手を引かれながら
土手を歩くのだが、少しせっかちだったかな。



満開の迫力も良いのだが、
この1分咲も楽しみ方がある。
一輪の姿形をじっくり観察し
その美しさを探し当てた時の喜びは
まさに一期一会だ。

朝起きは三文徳というが、
桜を独り占めして、
マクドのモーニングで贅沢感倍増。
まだ、午前8時。

・春めくや三文徳を噛みしめて
・ランドセル手を引く土手は春浅し
・せっかちへご褒美かな二輪咲き
・せっかちへ褒美の二輪土手に咲く



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