桜満つ大和の路を辿りけり

鯨波

2024年04月06日 16:00

「石上神宮」

「街道をゆく」では、いの一番に訪れているのだが
今回は、諸事情もあり帰り際に立ち寄る。

「ちはやふる」

荒々しい、神々しいなど、神にかかる枕言葉。
布留山に鎮座し、境内は鬱蒼とした木々に囲まれている。
参拝した時間が夕方だったので、より深みを感じる。
その昔、崇神帝の時代には、本殿はもちろん拝殿もなく森そのものが神の庭だった。

「石上の布留の高庭」

この禁足地の逸話は、非常に面白い。
明治期に、伝説である剣が埋まっているのかを確かめたら、
本当に出てきた。出てきたら慌てて奉斎してしまった。
神職たちの慌てっぷりは、いかほどだったろう。




・山の辺の軽き足取り桜道
・桜満つ大和の路を辿りけり
・桜満つ神話の路を辿りけり

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