濱松獺祭書屋

正岡子規に魅せられて・・・ 「十七文字」+「写真」の可能性を探る。 さて、ここ濱松で華ひらくか・・ カメラ片手に今日も行く。

花見酒三輪の神杉語りけり

司馬遼太郎の「街道をゆく」に感化され
まずは奈良へと飛び込んだ。
春休み最終の週末を考慮し、朝イチ天理ICを目指し、そこから南下する。
ラッキーなことに開花の遅れから桜はどこも満開の様子。

「大神神社」

神宿る三輪山を本殿と見立てた原初の祭祀の姿に
最古の神社と呼ばれる。

神話、古事記では、大物主大神が出雲の大国主神の前に現れ、
国造りを成就させるために三輪山に祀られることを望んだとある。
大物主大神は、土着の大神なのだ。

「大神」と書いて「おおみわ」と読ませたのは
明治の神仏分離の影響があったらしい。
司馬説は、なんとも人間臭い葛藤を描いていた。
流石に大神神社のHPには書かれていない。

御祭神の大物主大神は酒造りの神。
酒屋の杉玉の発祥は、大神神社の神木である杉の木。
大物主大神の霊威が宿る杉の枝を酒屋の看板とする風習が生まれ、
軒先に酒ばやし(杉玉)を吊るすようになったそうな。



拝殿へ進むと庭一面がテント設営で覆われ
なんとも悲しきかな。
三輪山へは、山辺の道とともに
いつか・・。

・花見酒三輪の神杉語りけり


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