濱松獺祭書屋

正岡子規に魅せられて・・・ 「十七文字」+「写真」の可能性を探る。
さて、ここ濱松で華ひらくか・・ カメラ片手に今日も行く。

長き夜や栞はさむも頁めくり

「虫時雨」

入り込んだ世界から、ふと現実に戻る。
時計を見ると午前0時過ぎ。
バンザイの体勢でスヤスヤと眠っている嫁さん。
バンザイは疲れている証拠だ。




最近ブームの炭酸水を口に含み、
栞を挟みながらタイミングを図る。

「蒼穹の昴」 浅田次郎

挟んでからが長くなる。
読むにつれて冴えてくるから不思議だ。

良い季節になった。

・虫の音や隣の寝息も鎮まりて
・こほろぎに頁をめくる手止められて
・長き夜や栞はさむも頁めくり


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