苔むした梵字へ深き冬日かな

鯨波

2023年11月26日 23:00

「高野山」

大門をくぐり、徒歩で移動しながら昼食を探し求める。
ここ高野山だけは、ちゃんと紅葉が秋にやってきたようだ。
完全な時期はずれ。

「奥之院」

表参道入口の一の橋から一礼し入場。
一歩一歩噛み締めながらも先を急ぐ。
御廟橋で服装を整え一礼。
燈籠堂、弘法大師御廟へ参拝。



ペースを落とし、親父と歴史散策。
織田信長、豊臣秀吉、そして一番の大きさを誇る
江姫(徳川二代目将軍秀忠の正室、信長の姪)

バスで一旦中心地まで戻り
Cafe雫で珈琲タイム。
まったり時間を楽しんで金剛峯寺から宿坊に戻る。

「福智院」

海外勢が半分。ほぼ欧米系。
通されたのは、スタンダードな和室(トイレなし)
天然温泉でゆったりと温まり夕食会場へ。
お酒ではなく、「般若湯」を一合所望。
ビールは 「麦般若」というらしい。
メニューには、堂々とウイスキーもあって驚く。
海外勢への心づくしか・・
話し込んで最終20時30分過ぎに追い立てられ部屋に戻る。

深々と寒さが身に染みる。
気温は限りなく氷点下に近づいている様子。
部屋に戻ると北枕で布団がセットされていた。
ネットで調べると、まぁ気にしないってことらしいのだが
わざわざ北枕で寝ることもないので布団を移動させる。
明日、聞いてみよう。炭酸温泉に入り直し就寝。

・苔むした梵字へ深き冬日かな
・湯豆腐とおぼろ湯葉なり般若湯
・冬の星まくらの位置の談義かな

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