
楠木新著 「定年準備」
ちょっとどころかだいぶ先の話なのだが
同著の「定年後」を読んでの新刊。
親父の定年後を見てきた。
親父が現役の頃は、ほとんど話もできずにいた。
特に避けていたわけでない。
距離と時間の問題だった。
親父の定年後10年・・・
帰省時に聞いてみた。
「どうなのよ」
朝起きて、飯を食い
散歩がてらに図書館へ・・
借りてきた本を片手にお気に入りの喫茶店で・・
夕方に買物しながら帰宅する。
晩御飯を用意しながらお酒を飲む。
「テレビは見ない」
YouTubeを流す。
討論や時事問題を扱うコンテンツ垂れ流し。
画面を見るわけでもなく聴いている。
深夜ラジオを録音し時々映画を観る。
町内の集まりなどに顔を出すも
ゴルフや孫の話ばかりで馬鹿らしい。
仕事仲間の飲み会にも顔を出していたが
これもゴルフや昔話ばかり・・
現役時は休みになればゴルフばかりやっていたのに・・
数年前の大阪橋下知事、市長時代には集会に顔を出しては楽しんでいた。
「何か物足りない」
今は詩吟を謳う。
この世界も奥が深いらしい。
最新の携帯を持って、LINEを駆使する。
好奇心旺盛。
「男は仕事をしてなんぼだぞ」
これが答えだ。
さて仕事とは?